映画『π』(1998)

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映画『π』(1998)ストーリー

日常生活には順応できないが、常人離れした知能指数(IQ)を持つ男、マックス・コーエン(ガレット)は自作のスーパーコンピュータを用いて日々株式市場の予測を行っていた。「世界に存在する事象のすべてはそれぞれ一つの数式で理解できる」と信じる彼の前に、ある日コンピュータが巨大な数字の塊を吐き出した。216桁のその数字には、かつて円周率(π)を研究していたマックスの師ソルも辿り着いていた。彼はその日を境に216桁の数字が持つ不可思議な魔力に取り付かれていく…。

映画『π』(1998)の感想

N山Y幸のレビュー未鑑賞open
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OFUのレビュー鑑賞済ネタバレありopen

全編モノクロ・テクノが流れる中、数式(科学)と宗教・哲学をミックスしたカルト的インディーズ作品

監督ダーレン・アロノフスキーの初期作品の一つで世に出た当時から一部でカルト的人気を博していた作品。
その後、『レクイエム・フォー・ドリーム』『レスラー』や『ブラック・スワン』等で彼の実力と名声は周知の通り。

この『π』という映画なんですが、登場人物も少なく全編モノクロ、そして低予算映画というよくあるインディーズ映画なのですが、テーマが「数字」音楽が「テクノやドラムンベース」更にはショッキングな映像と哲学的・超自然的なオカルト要素も絡まり、個人的にめちゃくちゃ好きな映画でもあります。

この作品自体が「数字」をテーマにしているのもありますが、確かに自然には黄金比や円周率など自然の中にも「数式・数字」が満ち溢れていますし、株式市場やコンピューターなどは当然のように「数字」が入り乱れています。
つまりは、人類は常に「数字」というものに支配されているわけですね。
主人公は、この数字の謎を解き明かすことで、人類を支配している「数式・数字」を逆に支配し、人類のその上の存在「神」をも超えようとする、と言う風に私は解釈しました。

偏頭痛持ちで他人と関わるのが苦手、だけれど理数系にめっぽう強くIQも高いと言う設定がなされている主人公。
パソコンやケーブル、数式に埋め尽くされた部屋はまさしく彼の狂気を現しているようで、非常に怖い。
そして、脳みそと蟻・・・。非常にショッキングな映像も続くので、内容と相俟って人によって気分が悪くなるかも。

そんな「数式・数字」と巧い具合にミックスされているのが、宗教的な哲学観。
日本人にはあまり馴染みがないですが、ユダヤ教の一団が現れてカバラの秘密を話し出したりと陰謀論も出てきてます。
ユダヤ人はその神秘性もありますが、商業的な能力・科学的な頭脳を持っている偉人を多数輩出してきた歴史もあるので、映画のテーマに更にカオスをもたらしてくれています。
監督のダーレン・アロノフスキーがユダヤ系と言うのも関係あるのでしょうが、こうした宗教観とのMIX具合は、お話としてワクワクしますねー。

「囲碁」や「太極拳」等も映画の端々に登場しますが、東洋的なモチーフでもありつつ主人公が追い求める「数字・数式」とも結びつくので、さながら輪廻の輪をループしてグルグルと回っているように視聴者も混乱をしていくので、とても象徴的。

「数字・数式」が分からない文系の自分でも小難しい事は考えなくて楽しく観れました。
ラストの主人公のように「数字・数式」を意識なくても日々人は生きていけるわけですからねー(笑)
テーマとしては非常に面白いですし、映像の奇抜さもあって素直に楽しめました!

評価:89/100点

カカネバのレビュー未鑑賞open
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ケイスケのレビュー未鑑賞open
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